住宅展示場に行く前に② 注文住宅の「坪単価」ってなに?
家を建てたいと思ったときに、まず気になるのが、注文住宅ってどのぐらいの費用で建てられるのかです。そして比較されるのが「坪単価」というものです。
坪単価はあくまでも目安であるということを理解し、坪単価だけで判断せず、ハウスメーカーや工務店としっかり相談しましょう。
これからハウスメーカーや工務店に相談する上で、知っておくべきポイントをお伝えします。
坪単価とは?
「坪単価」とは1坪当たりの建築費 1坪はタタミ2枚分、面積ではおよそ3.3㎡のこと。
計算方法は
家の本体価格 ÷ 延床面積(建物の床面積の合計)= 坪単価
です。例えば、本体価格2,000万円で延床面積が40坪の家の場合
2,000万円 ÷ 40坪 =50万円/坪 という計算で、坪単価は50万円となります。
「坪単価」の注意点とは
算出方法は上の計算方法に沿っています。しかし何を入れる入れないの共通ルールがない。つまりハウスメーカーごとで異なっている部分があります。
・「延床面積」と「施工面積」の違い
・「設備」のグレード違い
・「デザイン」の違い
・「本体価格」だけで別途工事費や諸費用は入ってない
「延床面積」と「施工面積」の違い
先ほど述べた通り、坪単価は建築費を「延床面積」で割るのが一般的です。しかし、「施工面積(施工する床面積)」で算出しているメーカーや工務店もあります。
建築基準法で「延床面積」には含まれないベランダや小屋裏収納、玄関ポーチなど部分も「施工面積」には含まれる⇒面積が広くなる⇒坪単価が下がることになります。
「設備」のグレード違い
本体価格には生活する上で必要な基本の設備は入っています。キッチン、洗面所、トイレ、浴室などです。ただしその取引メーカーやグレードはハウスメーカー・工務店によって違います。
住宅設備のグレードを選べるハウスメーカーもあり、坪単価には低いグレードで算出されている場合もあるので注意です。実際に建てる時には設備をグレードアップすることになることが多いので注意!
あと2階のトイレはオプションのハウスメーカーもあったりします。
「デザイン」の違い
デザインは、家と屋根の形が変わると坪単価も変わる場合があります。
総二階(1階と2階が同じ形)で正方形か長方形、屋根は片流れの家があります。この形は費用を抑えつつ、耐震強度が高く太陽光設置に適しています。
例) 総二階で片流れ屋根
一方、中庭を設けた「コの字型」や「ロの字型」にしたり、2階より1階を大きくすると外壁や屋根が総二階よりも増えるので費用が上がることがあります。
「本体価格」だけで別途工事費や諸費用は入ってない
建物の本体価格には、入っていないものがあります。
・「別途工事費」・・・屋外給排水設備工事費、仮設工事など
・「諸経費」・・・確認申請費用、登記費用など
・「設計費」・・・設計費用
・「照明・空調設備費」・・・照明、エアコンなど
・「地盤改良費」・・・不要な場合もあり
・「外構」・・・ポスト、門扉、ガレージ、庭など
ハウスメーカーによっては、これらも含んでコミコミ本体価格で広告を出しているところもあります。内容をしっかり確認しましょう!
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「坪単価」のまとめ
坪単価は、正確な費用を出すためのものではなく、あくまで目安の情報です。ただ目安とはいえ各ハウスメーカーや工務店の本体価格を知る判断材料となりますので、上手に活用しましょう。そして最終的な判断は予算に基づいて決定しましょう。
以上、「住宅展示場に行く前に②「坪単価」ってなに?」でした。
坪単価で算出される本体価格以外の他にどんな費用がかかるのか?どのぐらい予算を考えておかないといけないのか?知りたい場合はこちらの記事を参考にしてください