住宅展示場に行く前に① 予算っていくら必要?本体価格の他に何がある?
注文住宅の広告で『本体価格○○万円』ってよく見るけど、いくらで家が建つの?という疑問にお答えします。
例えば、本体価格2,000万円なら、別途工事費と諸経費込みだと2,400~2,600万円ぐらいです。そこに設備のグレードアップや標準仕様を変更したオプション費用がかかります。
他にも予算に見積るものがあります。
『外構(庭やガレージ)』は費用を抑えるなら門柱とポストだけのオープンに。周りを囲ってクローズにすると費用は上がります。
家の費用ではありませんが、土地があって旧家屋があれば建替えのための『解体費』
土地も購入される場合は、『土地代』『手数料や登記に関する費用』が別途必要です。
では、詳細を見ていきましょう。
別途工事費にはなにがある?
「別途工事費」だったり「付帯工事」だったり名前や内訳に若干違いがありますが、だいたい下に挙げるものがあります。
家を建てるため、生活するために必要なものが含まれます
・「仮設工事」
・「屋外給排水工事」
・「現場管理費」
・「上下水道引込・電気・ガス・アンテナ工事」など
諸経費ってなんなの?
「諸経費」は様々なものがあります。内訳が分かるように多くなりますが細かく記載します。
確認申請費 | 登記費用 | 長期優良住宅申請費用 |
設計費用 | 収入印紙代 | 地盤調査費(地盤改良費) |
敷地調査費 | 耐震計算費用 | 防火地域・準防火地域対応費用(地域により) |
ローン手数料 | 地鎮祭/上棟式費用 | 火災/地震保険料 |
瑕疵担保責任保険料 |
ざっとこのぐらいの種類があります。申請関連の費用が多いので『申請費』として分けて記載する各ハウスメーカー・工務店もあります。
例えばコミコミに「照明10万円分」とあると、10万円を超えた分がオプション費用になるよ
オプションってどんなもの?
オプションや標準仕様外工事と言われたりします。ハウスメーカー 工務店経由ではなく、あとで自分たちで追加する場合もあります。
・「エアコン」「照明」
・「カーテン」
・「網戸」「シャッター」
・「設備のグレードアップ」
・「希望される仕様」
などさまざま
詳細を記載します。
「エアコン」「照明」…標準でついている場合もあり
「カーテン」…別途のところが多い
「網戸」「シャッター」…あとで追加は費用負担が大きい
「設備のグレードアップ」…グレードアップorダウン(キッチン、洗面、バス、トイレ、窓、サッシ、ドアなど様々)
グレードダウンの場合は差額分返金
「希望される仕様」…吹抜け、勾配天井、インナーガレージ、無垢床、断熱材、漆喰や珪藻土、シアタールーム、太陽光発電システムと蓄電池、造作家具、設備のメーカー変更(キッチンなど)
別途費用 他に見積るものは?
・「外構(庭やガレージ)」
・「土地および土地に関連する手数料や経費」
・「解体費用」
・「メンテナンス費用」(予定)
外構はどこまで費用をかけるのか、ハウスメーカーや工務店経由で依頼するのかによって予算が大きく変動します。
土地は所有しているところに建てるのか、土地も購入するのかで変動します。また、土地に旧家屋がある場合、解体費用も予算を組みます。
メンテナンス費用は建築時ではありませんが、数年後に必ず発生します。アフターメンテナンスのフォローがどのようになっているか確認しておきましょう。
ハウスメーカー 工務店と打ち合わせを始めると、最初に要望をざっと反映したプラン(間取り)と概算が出てきます。
概算段階では全部を含めていない場合もありますが、標準仕様に入っていなければ予算に考えておかないと、あとで予想外の金額になることもあります
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まとめ
家を建てるには、広告でよく見る『本体価格○○万円』だけではなく少なくとも別途工事費と諸経費が必要です。目安は本体価格の2~3割です。
本体価格に別途工事費と諸経費込みで
本体2,000万円なら、2,400~2,600万円
本体3,000万円なら、3,600~3,900万円
ですね。
これに仕様変更のオプション費用と別途費用がかかります。
以上、「住宅展示場に行く前に① 予算っていくら必要?本体価格の他に何がある?」でした。