住宅展示場に行く前に⑯『リクシル スーパーウォール工法(SW工法)』とは?性能とその見積もりは?
リクシルのスーパーウォール工法(SW工法)をご存知でしょうか?
スーパーウォール工法(SW工法)とは? 性能紹介!
スーパーウォール工法(SW工法)はリクシルの前トステムの時から開発され25年以上経過しており、何度もハウス・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
スーパーウォールは、高性能なスーパーウォールパネルと高断熱サッシ、計画換気システムが生み出す、高気密・高断熱・高耐震構造の住宅です。
ス―パーウォールはグレードがあり、ウレタンフォームの厚み(100、85、65mm)がそのままグレードの違いになります。
下の写真のように100mmよりもさらにグレードを上げたDUEL EXパネルもあり100mmと45mmを合わせたDUELパネルとなっています。
※画像引用:株式会社LIXILサイト
換気システムは第1種換気の「エコエアー90」と第3種換気「けいざい君」「すっきり君」を選択できます。
SW工法居住者のアンケートでは、下の写真のように全体的に健康改善がみられたという結果となっています。
※画像引用:株式会社LIXILサイト
空気環境が良くなってアレルギーやアトピーに改善がみられるのは魅力です。
施工できる工務店は?
スーパーウォール工法(SW工法)は他のハウスメーカーや工務店とは仕組みがちょっと違います。冒頭でもお伝えしたように
ご自分の建築予定となる都道府県を選ぶと取扱店である登録店一覧が表示されます。その中で打ち合わせなどしやすい工務店に連絡をします。
登録店の中でも下のように★がついた工務店は、実績が多いことを表していますので参考にするといいです。
施工費用のしくみは?
大きく金額が変わるのは断熱材の厚みと換気システムです。
当然、断熱材の厚みが増えれば性能は上がり、その分オプション費用が上がります。また、第一種換気か第三種換気かでも費用が変わります。
もう一つ、見積り額が大きく変わるものがあります。それは、
です。スーパーウォール工法(SW工法)は、その工務店の施工費用にオプションまたは上乗せされた金額になります。そもそもその工務店の施工費用が少なければ、その分、見積り額も下がります。
ただし施工費用が低ければいいというわけでもありません。30年、50年と暮らす家ですから安かろう悪かろうではいけません。品質・保証というものを軽視することはできません。つまり、
見積り額 公開!
私が取扱店5社に見積もりを依頼した結果、
できるだけ同条件で伝えたのですが、坪単価が各社の比較にならないのと同じですね。バラバラになる理由として下記のことが考えられます。
・あくまで概算
・その工務店での基本施工費用の差がある
・各工務店で算出方法が違う
あくまで目安としてざっと公開します。
上記3社は別途費用として、照明・エアコン・カーテン・水道引込・外構・登記などが追加(+400万円で試算)、その下の2社はこれらすべて含んだ総額です。
●●A社●●
T65パネル、第3種換気 坪単価60万円×35坪=2,100万円(本体・設備含む、税別)
付帯工事確認申請など60万円・・・T85で42万円増額、T100で84万円増額
合計 約2,400万円(税込)
総額 約2,800万円
●●B社●●
坪単価65万円×35坪=2,275万円(本体・設備含む、税別)
T85パネル、換気システム オプション坪単価15万円×35坪=525万円(税別)
諸経費 約150万円
合計 約3,245万円(税込)
総額 約3,645万円
●●C社●●
本体価格3,000万円ぐらい(本体・設備含む)
諸経費 約100万円
総額 約3,810万円
●●D社●●
総額2,800万円ぐらい
●●E社●●
総額3,200万円ぐらい
同じ坪数でできるだけ他の条件も合わせましたが、5社での総額がバラバラです。
概算とはいえ1,000万円も差があるとSW工法の適正価格をどう判断すればいいのでしょうか?
そもそもの工務店の価格差が大きいです。
例えばA社とB社の家本体だけを比較してみます。
A社はSW工法含めて本体価格2,100万円をT85にして2,142万円、
B社は基本の本体だけで2,275万円にSW工法オプションが別途525万円の2,800万円、
本体だけで約650万円の価格差がありました。※現在の価格はご自分で確認してください。
各社ともに同グレードのSWパネル、耐震性能3等級、C値1.0基準の高気密高断熱に24時間換気システムと仕様は同じでこの本体価格差です。
品質・保証について
全棟で気密測定を実施し、性能報告書を発行されます。C値1.0を基準とし、全棟において高気密住宅を目指しています。実測でC値0.2~0.8、UA値では0.6以下と優秀です。
UA値、C値についてはこれらを参照ください。
瑕疵保証(10年間)では保証されない断熱材内部の結露による劣化を35年間保証します。つまり断熱材であるスーパーウォールについての保証です。これは安心です。
ただ注意点があります。冒頭でも書いたように、
家の保証・対応についての責任は取扱工務店であるということです。
公式サイトにも下の記載がありますので、覚えておいてください。
※掲載されている取扱店様とお客様の間で万一何らかのトラブルが発生したとしても、LIXILでは、仲裁、仲介、立会い等は行いません。また、LIXILでは、この様なトラブルに一切責任を負いかねます。予めご了承下さい。
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まとめ
高気密高断熱住宅の指標となるC値を全棟測定するため、施工された状態を数字で確認できるのは安心できます。
取扱工務店も多種多様なので、概算でもいいので可能な限り見積りをもらって厳選してください。
以上、「住宅展示場に行く前に⑯『リクシル スーパーウォール工法』とは?性能とその見積もりは?」でした。