- 一条工務店 i-smartで家づくり⑦ 一条ルールとの闘い 知らなきゃ損する これできるの?
- 一条ルールを知っておこう!
- ロスガードは外壁に面した半畳を確保
- 垂れ壁、耐力壁が構造上必要で、特にS垂れ壁はなくせない
- i-smart や i-cube は原則総2階
- 1部屋に窓の枚数が決まっている(オプション費用で追加可能)
- 連窓は1枚としてカウント
- 居室ではない窓はFIX窓が標準、開き窓や引違い窓にするにはオプションで
- 準防火・防火地域では窓の選択肢が減る
- 網戸はオプション費用
- ハイドロテクトタイルの外壁は2色まで
- フローリング色はフロアで1色 切替不可 1階2階はオプションで別色可能
- 部屋のドアは1棟すべて1色で統一
- バルコニーと吹抜けは施工面積の半分として費用がかかる
- 提携外の不燃クロスは稟議案件
- i-smartには天窓(トップライト)不可
- 照明はLEDキャンペーンか提携メーカーの半額
- 【PR】他社の間取りはこちらから情報入手!
- まとめ
一条工務店 i-smartで家づくり⑦ 一条ルールとの闘い 知らなきゃ損する これできるの?
打ち合わせをしていて必ずこれに出くわします。いわゆる『一条ルール』です。
一条工務店で建てる時に間取りや仕様の決まりごとがあります。他のハウスメーカーでももちろんあるのですが、他社では通常できるようなことでも、一条ルールによりできない、稟議がいるなどの決まりごとが多いんです。
一条ルールを知っておこう!
一条工務店の仕様(ルール)により出来ないこと、稟議が必要なこと、オプション費用となることなどが出てきます。一条ルールという名前まで付けられ有名になりました。
一条ルール(ほんの一部抜粋)
・ロスガードは外壁に面した半畳を確保
・垂れ壁、耐力壁が構造上必要で、特にS垂れ壁はなくせない
・i-smart や i-cube は原則総2階
・1部屋に窓の枚数が決まっている(オプション費用で追加可能)
・網戸はオプション費用
・ハイドロテクトタイルの外壁は2色まで
・他社製キッチンや洗面台は稟議とかなりのオプション費用発生になる
・フローリング色はフロアで1色 切替不可 1階2階はオプションで別色可能
・部屋のドアは1棟すべて1色で統一
・バルコニーと吹抜けは施工面積の半分として費用がかかる
などなど…
そしてこの一条ルールは聞かないと教えてもらえません。これが一番厄介です。
ではよく出くわす一条ルールについて順番に紹介します。
ロスガードは外壁に面した半畳を確保
ロスガードは外壁に面した半畳(1マス 91×91㎝)分が必要となります。
部屋の中央には設置できないので、間取りに影響します。
垂れ壁、耐力壁が構造上必要で、特にS垂れ壁はなくせない
構造上出てくるタレ壁です。特に(S)タレ壁は耐力壁など強度を保つために必要なものでなくすことが出来ません。「(S)」のないタレ壁はなくせますが、天井の配管を隠すために発生するものです。
タレ壁に見えないようそのエリアを下がり天井にする方もいます。
また、アーチ壁、R壁や三角垂れ壁にしてデザイン性を持たせる方もおられます。オプション費用がかかるのと曲線部分の壁紙は施工が難しくクロス職人の腕次第となります。
i-smart や i-cube は原則総2階
i-smart や i-cubeは2×6工法(木造枠組壁工法)で建てられており、箱のような形になります。一条工務店でよく見かける形ですね。
下屋がなく1階の壁がそのまま2階まであり、1,2階の床面積がほぼ同じになっています。
1部屋に窓の枚数が決まっている(オプション費用で追加可能)
1部屋の窓の標準枚数は決まっており、部屋の広さに応じて枚数も変化します。
採光目的や外観での意匠目的で窓を追加することは出来ますが、オプション費用がかかります。追加し過ぎると断熱性が落ちていくので注意しましょう。
一条工務店ではロスガードで給排気をするため、窓を開ける必要はありません。しかしながら建築基準法上、床面積の1/20以上の開口部を設けるという規定があります。そのため開けることはなくてもFIX窓ではなく、開き窓や引違い窓を設けることになります。これは一条ルールではありませんが、打ち合わせ時に、上記の話をされることがあると思います。
連窓は1枚としてカウント
窓に関連して。
写真はi-cubeですが、同じ窓を並べると窓としては2枚3枚でも1枚としてカウントされます。強度をクリアすれば連窓の数は増やせるようです。
居室ではない窓はFIX窓が標準、開き窓や引違い窓にするにはオプションで
また窓に関連して。
居室ではない部屋は採光目的である窓としてFIXが標準となります。開き窓や引違いにするとオプション扱いとなります。
我が家ではランドリールームに採光目的で横長FIX窓を入れたかったのですが、準防火地域では横長FIXの選択肢がありませんでした。同様サイズの横長窓は引違い窓しかなく、その窓にするにはオプション31,000円でした。
その場所の窓を開けるつもりはなく、断熱性能も下がりますが、FIXがないためサイズを重視して横長引違い窓を採用しました。
準防火・防火地域では窓の選択肢が減る
というわけで窓でさらにもう一つ。選択肢が減る中で横長FIX窓だけでなく、下のブラインド内臓樹脂サッシも選べません。
この窓はペアガラスになるため、トリプルガラスより断熱性能は下がりますので、どちらがいいのか?は別として選択肢としてなくなるのは残念です。
網戸はオプション費用
網戸は窓を開けて換気をする家では当たり前のように網戸がついています。
一条工務店では窓を開けて換気ではなく、ロスガードで全館空調を行っているため、窓を開けてくださいという話はされません。
つまり窓を開ける必要がないので、網戸は不要という考えのため、網戸をつけたい場合はオプションとなります。
全窓であれば施工面積に応じた費用(3,000円/坪)となり、必要部分だけであれば窓のサイズに応じた個別費用(3,500~22,400円/ヶ所)となります。
ハイドロテクトタイルの外壁は2色まで
「TD-11」ホワイト
「TD-12」ブラック
「TD-13」オレンジ
「TD-14」ピンク
「TD-15」ブラウン
から2色までが選べてその切替えができます。切替えできるラインについては凸凹があるところや1,2階に窓があるなど細かいルールがあるので設計士にご確認ください。
フローリング色はフロアで1色 切替不可 1階2階はオプションで別色可能
フローリングはグレードの選択肢があります。標準から選べる
「EBコートフローリング」と「高耐久ナラフローリング」の2種類。
オプション費用11,000円/坪の「銘木フローリング『ライブナチュラル』」、
21,000~39,000円/坪の「銘木フローリング『ライブナチュラルプレミアム』」があります。
我が家はグランスマート仕様であったためグランスマートの標準フローリング「モクリア」を採用しました。
フロアは1色となり、部屋ごとに変更はできません。水回りエリアだけは石目調フローリングを選択可能です。
2階も同じ色が標準となり、30,000円のオプション費用で別の色を選択できるようになります。
ただ階段色が「ライト」「レッド」「ビター」の3色でどれもフローリングと同色ではなく、どれを選んでも自然ではなく切替わった感が残ります。
部屋のドアは1棟すべて1色で統一
ドア(建具)は1色で、フロアごとに変更はできません。
1,2階でフローリングを別色にした場合は、どちらにも調和する色を選んでください
ガラスドアや鍵付き、防音などはオプションとなります。
バルコニーと吹抜けは施工面積の半分として費用がかかる
バルコニーと吹抜け、つまり床や屋根がない範囲は施工面積の半分、つまり坪単価50%の費用がかかります。
ちなみにバルコニーはインナーバルコニー(屋根ありバルコニー)ならいいですけど、標準的なバルコニーでは定期的に防水メンテナンスが必要となります。
雨漏りリスクも考慮して、下に居室がある部分にバルコニーは避けた方が良いです。
良く見かけるのはバルコニー部分だけ壁から出ていて、それがちょうど玄関の雨避けになっていますね。
提携外の不燃クロスは稟議案件
稟議案件となった提携外の不燃クロスです。
稟議案件で、通常2年の保証が保証なしとなります。
不燃クロスが通常より薄く剥がれやすいことや、ビニール素材のため高気密高断熱住宅では結露が発生しやすいことが考えられるからだそうです。
注意点としては保証がないことだけでなく、入居宅訪問の候補から外されるそうです。
我が家は入れたくない派なので、気にせず稟議を通してもらいました。
ちなみに不燃クロスの稟議は比較的問題なく通ります。
i-smartには天窓(トップライト)不可
天窓は屋内が明るくなり、周りに高い建物があっても日光を取り入れやすいので憧れている方もおられるかもしれません。
一条工務店ではメリットよりも天窓のデメリットの方が大きいため、設置不可となっています。
雨漏りリスクや屋根の窓になるためメンテナンス費用を考えると仕方がないですね。
照明はLEDキャンペーンか提携メーカーの半額
LEDキャンペーンでは3,000円/坪で算出され、30坪なら90,000円です。数や種類は指定sれます。
提携メーカーはパナソニックやコイズミなど4社の商品から選べ、定価の半額となります。
施主支給も可能ですが、工事の時に商品が間に合わない、商品間違いなどあるとお互いバタバタするので、できるだけやめてほしいと言われます。
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まとめ
一条ルールについて思いついたものをざっと挙げました。まだまだたくさんのルールがあり、その場面にならないと出てこないというのが難しいところです。
高気密高断熱住宅を仕様範囲内で建てようとすると、ある程度のルールは必要です。やりたかったことが出来ないなど後悔しないよう打ち合わせでしっかり確認しましょう。
以上、「一条工務店 i-smartで家づくり⑦ 一条ルールとの闘い 知らなきゃ損する これできるの?」でした。