注文住宅　打ち合わせ時の知識③　C値ってなに？

注文住宅　打ち合わせ時の知識③　C値ってなに？

 

    窓やドアを閉めても、冬は寒かったりすきま風がどこかから入ってくる、いくら計画的に換気をしても外気の影響をうけやすくなり、換気不十分になったりします。

C値とは？

C値は「住宅における相当隙間面積」のことで、建物全体にある隙間面積（cm²）を延床面積（m²）で割った数値で、建物の気密性能の指標として用いられています。

日本の省エネ基準では C値を測定する必要がないため、その重要性にもかかわらず大手ハウスメーカーでもほとんど測定されていない状況です。

高気密住宅を得意とするハウスメーカーや工務店はC値 1cm²/m²以下の数値を提示してきます。

「高気密」とは？

例えばC値 1cm²/m²とは、100m²（約30.3坪）の家全体で100cm²（はがき半分相当）の「すき間」があることを意味しています。中には0.2cm²/m²とか言われるメーカーも存在しています。

換気に影響？

UA値やQ値が低い値でいわゆる高断熱住宅であっても、C値がある基準をクリアしていないと、外気の影響を受けやすくなります。

ある基準とはどの値なのか？

自然給気・機械排気の第3種換気の場合です（換気については別の記事で紹介）。下図の縦軸が給気口からの給気量、横軸はC値になっています。

このグラフの例ではC値 1cm²/m²だとしても自然給気口から50%の換気性能になることを示しています。C値 5cm²/m²より高い値では20%ぐらいになっていますね。残りの80％は入れ替わっていないというわけではないのですが計画的ではない換気量と言えます。C値は専用機器で気密測定して判定します。全棟気密測定をしていたり、C値 1cm²/m²以下を保証しているメーカーもありますので、聞いてみてはいかがでしょうか？

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まとめ

C値は家の気密性を表す数値で、低い方がすき間が少ないことを表しています。

   

全棟気密測定をしていたり、C値 1cm²/m²以下を保証しているメーカーもありますので、聞いてみてください。

以上、「注文住宅　打ち合わせ時の知識③　C値ってなに？」でした。